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臨床工学室
1.スタッフ紹介
臨床工学技士 8名
2.臨床工学室の概要
臨床工学室は技士8名で構成し、業務は臨床支援と医療機器管理で安全な医療を提供し医療事故の防止に努め病院運営に貢献しています。臨床支援業務では血液浄化業務・補助循環業務・ペースメーカー業務等に従事しています。医療機器管理業務では生命維持管理装置をはじめ医療機器の保守点検を実施し、常に安心で安全な状態で効果的に利用できる体制を整えています。
3.臨床業務
1)血液浄化業務
透析室では血液透析や血液濾過透析療法を中心とし、29床体制で毎日2クール実施しています。血漿交換療法、二重濾過膜血漿交換療法、血液吸着療法、血漿吸着療法、白血球除去・顆粒球除去療法、腹水濾過濃縮再静注法、持続的血液濾過透析療法など様々な血液浄化療法をHCUや病棟でも提供しています。また超音波検査診断装置を用いたシャント管理で、安全で確実な穿刺を行います。そして透析液の細菌学的水質検査や透析装置の保守管理も実施しています。
2)ペースメーカー業務
ペースメーカーの植込みやジェネレーター交換手術時のプログラマー操作や管理を実施しています。定期的なPM外来業務や患者さんに負担の少ない遠隔モニタリングも行っています。
3)病棟・HCU業務
敗血症性ショックなどのエンドトキシン吸着療法や持続緩徐式血液濾過透析療法、循環不全や呼吸不全に対して緊急ECMO、IABPの実施、人工呼吸器管理など呼吸ケアサポートチームの一員として人工呼吸器からの早期離脱のための活動もしています。また医療スタッフへの医療機器の取扱いやトラブル研修なども実施しています。
4.医療機器保守管理業務
人工呼吸器、麻酔器、電気メス、除細動器、保育器、輸液・シリンジポンプ、生体情報モニタ等、多岐に渡る各分野の主要な医療機器を効率的な運用及び安全性を確保できるように保守管理を実施しています。中央管理室では病棟貸出ME機器をPCで一括管理することで所在を把握でき、適切な点検時期や修理、故障時のトラブルに迅速に対応できるように管理しています。そして院内中どこからでも機器の点検や修理依頼、修理履歴や操作マニュアル等をPCで確認できるようにしています。機器管理台数約800台です。
人工呼吸器は中央管理室に始業点検実施済で整然と並び、何時でも持ち出せるようスタンバイしています。病棟での稼働中点検も実施し、適切に使われているか随時確認しています。また、アナライザーを利用した定期的なプリベンティブ・メインテナンスを実施し、安全な機器の提供を志しています。
臨床工学室長 金子修



*取得資格
透析技術認定士、3学会合同呼吸療法認定士、MDIC
*国家資格(臨床工学技士以外)
臨床検査技師、看護師、救急救命士