各種相談窓口
肺がん(呼吸器内科)
肺がんは年々増加の一途であり、現在男性で死亡率第1位、女性でも第2位を占めています。
呼吸器内科では、気管支鏡を主に診断をおこなっています。
肺がんと診断された患者さんにどのような治療がよいか検討していきます。
手術が必要な患者さんに関しては外科へ依頼し、その他の治療では内科で治療を行っていきます。
内科での治療は、化学療法、放射線療法、両方の併用という形でおこなっていきます。治療内容については日本肺癌学会からの肺癌取り扱い規約、肺癌診療ガイドラインに従いおこなっていますが、病気の状態、合併症、年齢等から若干変えて行うこともあります。
化学療法(抗がん剤による治療)は、薬の種類によって変わりますが点滴を1~4週間に1回、三日間連続などの方法で投与します。1ヶ月を1クールとし、3クールから6クール(3ヶ月から6ヶ月)を目安に行っていきます。
分子標的薬を使用することもあり、イレッサなどはがんの検体からより効果がでるかどうかを調べることも出来るようになってきています。薬の内容は副作用や合併症により決めていきます。数回行って効果が不十分な場合、薬を途中で変更していきます。手術後化学療法を行うことが再発率を下げるというデータがあります。手術後に4クールを目安に化学療法をおこなうこともあります。放射線治療については内科で担当し、群馬大学医学部附属病院から派遣される放射線科医と連係して治療にあたります。化学療法と一緒にやることが多いですが、単独で行ったり、化学療法前、化学療法後に行うこともあります。
抗がん剤の種類
肺がんの場合、2種類の薬を組み合わせておこないます。1種類はプラチナ製剤、それに加えてもう1種類という選択になります。場合により点滴の分子標的薬を加えることもあります。薬には数種類あります。内服の抗がん剤もあります。