当院では、より早期に・より正確にがんを発見するための画像診断装置「PET/CT」を新病院開設と同時に導入したので、ご案内いたします。
PET検査とは、がんの検査方法のひとつです。
従来の検査方法と組み合わせることで、早期がんの発見に威力を発揮します。
しかも1回の検査でほぼ全身をチェックでき、安全で身体的な負担が少ないことも大きな特色です。
検査薬のFDGはブドウ糖とおなじ性質を持つ薬剤であり、アレルギー等の副作用はほとんどみられません。また、PET検査の放射線被ばくは胃のバリウム検査の半分程度です。PET/CT検査の場合にはこれにCT検査分が加わり、胃のバリウム検査の1~4回分程度となります。
なお、妊産婦や授乳中の女性は検査を受けることができません。検査前に妊娠の可能性がないことをご確認ください。また、血糖値によっては検査を受けられないこともありますので、あらかじめご相談ください。
全身が診れる | たった一度の撮影で、ほぼ全身の状態を診ることができます。 |
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早くみつかる | 見つけにくいとされていた微小がんの早期発見が可能です。 |
転移・再発の確認 | 全身検査なので、離れた部位への転移や再発の発見が可能です。 |
良・悪性の選別 | 検査によって得られた画像で良性・悪性の鑑別ができます。 |
驚くほど楽・安心 | 痛みは薬剤注入時の注射のみ。あとは検査台に横になっているだけです。 |
検査前日に激しい運動やトレーニングを行うと筋肉が強く描出されて正確な診断ができない可能性があります。
・糖分を含む飲料・あめ・ガムなども禁止です。
・必ず予約時間に来院してください。※予定時間を過ぎると抗力がなくなる薬を使用するため
・検査前にお会計をし、着替えをしていただきます。
・採尿、採血、血糖値測定、身体計測、診察後、ご案内します。
・検査薬剤を静脈注射し投与します。
・FDGPET薬剤が全身に行き渡るまで約1時間安静にしていただきます。
・余分な薬の排泄を促進するため水500mLを飲んでいただきます。
※お水は病院で用意いたします。
・検査直前にトイレで排尿してください。
・撮影時は上向きで寝ているだけです。
・追加で2回目の撮影を行う可能性がります。
・3階健康管理センターへ戻り、着替えをして検査終了です。
・体内から微量の放射線が出ています。水分を取り排尿を心がけてください。
・周囲の人への影響は問題ありませんが、数時間は乳児や妊婦との接触はなるべく控えて下さい。
・約2~3週間後にご自宅へ結果表をお送りします。