当院のご案内
病院長のごあいさつ
公立藤岡総合病院 組合事業統括兼病院長 設楽 芳範
令和6年4月1日付けで病院長を拝命致しました。当院は昭和26年に42床の「多野病院」として開院しました。平成9年に「公立藤岡総合病院」と名称を変更、平成14年に附属外来センターを分離しましたが、平成29年に附属外来センターに入院棟を新築し、新病院となりました。70年を越える歴史とともに発展を遂げ、現在の病床数は399床で20診療科を有し、PET-CTやSPECT-CTなどの高度医療機器を導入しております。当院は藤岡保健医療圏に属していますが、高崎や埼玉県北部の医療圏からの需要にも対応しています。藤岡市郊外にあり、高速道路からのアクセスも良く、上毛三山(赤城山、榛名山、妙義山)や浅間山を一望できる静かな環境の中で検査や治療、健診を受けていただいております。
急性期医療・高度な医療の充実はもとより、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟、訪問看護ステーションを活用し、地域の医療機関との連携を強化し地域の中核病院としての役割を果たすべく取り組んでおります。また、新型コロナウイルス感染症などの大規模感染症の感染拡大時には迅速に対応できるよう、さらに、東日本大震災などの大規模災害時には地域災害拠点病院として活動できるよう取り組んでおります。
日本の医療は高齢化が進み、疾病構造も変化・多様化しております。医師の働き方改革も進めていかなければなりません。地域の医療のニーズをしっかりと把握し、多職種によるチーム医療を推進して一人一人の患者さんと丁寧に向き合い、患者さんやご家族の思いに寄り添って、きめ細かい医療を提供していきたいと考えております。また、医療安全体制につきましても、今まで以上に安全文化の醸成に真摯に取り組み、地域の方々が安心して検査や治療を受けられるよう努めてまいります。
約650名の職員一同、力を合わせて質と安全が確保された高度な医療サービスを持続可能な形で提供できる体制を構築し、当院の理念である「地域住民から信頼される医療」を実践すべく努力致します。これからもどうぞ変わらぬご理解とご支援のほどよろしくお願い申し上げます。